プロジェクト44の新たな報告書によると、3大海運連合は、輸出貨物量の減少に対応して、今後数週間でアジア航路の3分の1以上をキャンセルする準備を進めている。
Project44 プラットフォームのデータによると、17 週間から 23 週間の間に、THE Alliance はアジア航路の 33% をキャンセルし、Ocean Alliance はアジア航路の 37% をキャンセルし、2M Alliance は最初の航海の 39% をキャンセルします。
MSCは数日前、シルク・アンド・マースクAE10アジア～北欧航路を6月初旬に運航する18,340TEUの「マチルデ・マースク号」が「厳しい市況が続いているため」欠航すると発表した。
マースク氏によると、世界中の港で前例のない深刻な混雑が続いており、アジア・地中海のサービスネットワーク上の複数の航海で累積的な遅れが生じているという。この状況は、需要の増加と、感染拡大と戦うための港湾とサプライチェーン全体にわたる対策の組み合わせによって引き起こされています。累積的な遅れにより運航スケジュールにさらなるズレが生じており、アジアからの出発が7日以上遅れる場合も出てきています。
港湾混雑に関しては、Project44のデータによると、上海港での輸入コンテナの滞留時間は4月末の16日近くでピークに達したが、輸出コンテナの滞留時間は「約3日で比較的安定」を続けている。「輸入箱の過剰な滞留は、積み降ろしたコンテナを配達できないトラック運転手の不足が原因だ。同様に、インバウンド輸出量の大幅な減少により、上海から出荷されるコンテナの数が減り、輸出箱の滞留期間が短縮されました。時間。"
マースクは最近、上海港の冷蔵貨物ヤードの密度が徐々に緩和されていると発表した。上海のリーファーコンテナの予約を再開し、最初の商品は6月26日に上海に到着する予定だ。上海の倉庫業務は一部回復し、寧波の倉庫は現在通常通りに稼働している。ただし、ドライバーは健康コードを提示する必要があります。さらに、浙江省外からの運転手、または旅程コードに星が付いた運転手は、24 時間以内に陰性報告を提出する必要があります。ドライバーが過去 14 日以内に中リスクから高リスクの地域に滞在していた場合、貨物は受け入れられません。
一方、アジアから北欧への貨物配達時間は、輸出量の減少とそれに伴う航海の欠航により増加し続けており、プロジェクト44のデータによると、過去12か月で中国から北欧と英国への貨物配達時間がそれぞれ増加した。20％と27％。
ハパックロイドは最近、アジアから地中海に向かう同社のMD1、MD2、MD3航路が今後5週間の航行期間中、上海港と寧波港への寄港を中止するとの通知を出した。
投稿日時: 2022 年 5 月 12 日